一般社団法人を公益社団法人に移行したい場合は、どのような業務が必要となりますかとご相談を受けました。以下になります。株式会社、NPO設立、協同組合設立等に比べてさらに難易度、業務量が多く、緻密な書類作成が必要となります。

①現在の定款記載の事業内容を精査し、当該業務それぞれが、どのような公益事業に該当するか精査する。

②定款内容、理事、監事の構成が公益認定する上で必要な内容に準拠しているかチェックすること。申請時期まで準拠した内容に登記変更すること

③上記整理した公益事業内容に基づき、公益認定する上での内容に準拠した収支になるか、収支を作成しながら確認し、調整を行う。

④事業の公益認定への準拠は、外部からの第三者にも理解出来る説明内容、事実認定書類を揃えること等

公益認定は、NPO設立を行う上でのより深い考え方の理解にも結びつくと感じています。

ご依頼に当たっては、かなり独特の考え方を理解する必要があり、その考え方や申請への流れ、ポイントを理解しているか否かで作業スピードがかなり異なるため、やはり経験がある行政書士へのご相談をお勧めします。